教育研究上の目的・人材像

教育方針と教育目標

本学の建学の理念を教育の指針とする、精神主義および物質主義のいずれにも偏ることのない調和の取れた、幅広い視野を持つ人材の育成を教育目標の基本としている。学科としては建学の精神を具現化した「現代文明論」を中心としてバランスの取れた授業科目を配置し、学生各自に内在する特性、資質を生かした個性および人間性豊かな人材を社会に送り出すことを目指している。また、学際化に対応するものとして工学部系の学科はもとより、他学部他学科についても開かれた講座とし、専門分野のみに偏ることの無い、世界観、歴史観、人生観を持つ幅広い人材の育成を目指している。更に青年期に身体を鍛え、将来において遭遇するであろう困難に打ち勝てるような、心身共に健全な人間を育成するために、クラブ活動、奉仕活動その他同好会等も含めて、健康、実践力、指導力など個人の特性を引き出せるようにセメスターごとの履修カリキュラムを各自に応じて工夫することにより、バランスの取れたゆとり在るものにすることも可能である。

上述の教育目標を踏まえ、学生各自の個性を重視するという観点より卒業単位を124単位とし、ゆとりある学生生活の中から、学生自身が自己に目覚める機会を与えている。尚、1~4セメスターではグレードナンバー100~200番台の基礎的な科目を多く履修できるように配置し、また5~8セメスターではグレードナンバー300番台の専門科目を中心として履修できるよう学生の自主性と自己の特性を十分伸ばすことに重点を置いた科目配置にしている。更に、国際交流の一端を担うという意味で外国語教育を重要視しており、国際性豊な、幅広い視野を持った教養人の育成を目指している。

体育科目については学生の自主性に任せ、余暇を自己の研鑚のために大いに利用し、自由な雰囲気の中でクラブ活動、奉仕活動等で学生の個性を引き出し、スポーツに親しみ、体を鍛えられるようにしてある。

グレードナンバー100の基礎的な工学関連科目として工科の微積分、工科の線形代数、工科の微分方程式は数学に関して、物理学、化学、物理実験は理科に関して夫々高校時代に学んだ基礎学力の発展と、主に3セメスター以降に学ぶ主専攻科目への橋渡しの基礎を充実させる極めて重要な役割を担う。

精密工学の応用的な主専攻科目は全セメスターを通じて精密工学の専門知識をより効果的、体系的に修得させるための学習体系としアドバンストプロセシング系、ロボット・メカトロニクス系、マイクロ・ナノテクノロジー系の3本の柱を軸として学生は自由な判断から自己の関心・適性に応じて科目選択が出来るようにしてある。また2セメスター終了ごとに最低取得目標単位を示し、最終の7、8セメスターまでには必要な科目履修の主なものを修了させ、ゆとりを持って卒業研究や就職活動に全力を傾倒できるように配慮してある。

精密工学科が養成しようとする人材

精密工学は近年進歩の著しいロボット工学やナノテクノロジーを始め電子工学、物理工学、材料工学、光工学、そして医用工学などほぼ全ての工学分野と関係を持ちつつ、機器類の製造加工法の改善・開発、高精度な機器の生産、あるいは研究開発に取り組む手段となるだけでなく、全ての工業の生産システムに密着してその品質の厳密な保持にも大きな貢献をしている。従って、精密機器そのものの開発はもとより、これらを利用する諸工業の製造設備や管理技術までにも関与するのが精密工学であると考えている。

上記のような考え方のもとに当学科では時代の流れと共に絶えず進化を続ける精密工学の分野において高性能機器の製造や知的生産システムを研究・開発する能力を十二分に発揮して活躍できる有能かつ健全な良き人材の育成を目指している。そのためにも精密工学に必要とされる幅広い学問領域の知識・技能を身に付ける努力をすると共に、建学の精神のもと多くの学友たちと研鑚し合い、友情を深めながら1人1人大きく成長してもらいたい。

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