工学部

光・画像工学科

教育研究上の目的及び養成する人材像、3つのポリシー

教育研究上の目的及び養成する人材像

工学部光・画像工学科の教育研究上の目的は、大学・学部の教育目的に沿って、先端技術としての光技術・画像技術を有機的に関連させて理解し、自ら創造・企画・工夫をする力を持った専門家の養成を目指しています。入力としての光技術、出力としての画像技術はこれからのIoT(Internet of Things)技術に関わるばかりか、人との融合性の高い技術であります。そのため、人が使いやすい技術成果を目指した人間中心の技術開発思想を身につけ、先端技術を担う自覚と誇りを持った、21世紀の高度情報化時代に対応した光と画像の有機的に結びつけられる専門的な人材を養成することです。

3つのポリシー

ディプロマ・ポリシー

工学部光・画像工学科では、以下の能力を備えたと認められる者に学位「学士(工学)」を授与します。

知識・理解

社会人としての必要な良識と教養を持ち、光技術、画像技術における基本的な知識を体系的に理解する力及び理解した知識を具現化する力を持つこと。

汎用的技能

国内外の光技術、画像技術に関連する情報を集め、未来に取り組むべき課題を探求して目標を設定し、具現化のために多様な人々と協力する能力を持ち、人間中心の技術開発思想を実践する力を持つこと。

態度・志向性

国際的な視野を持ち、光技術、画像技術の分野から積極的に社会を支え、使命感を持って21世紀の高度情報化時代の産業の発展に主体的に寄与する姿勢を持つこと。


2カリキュラム・ポリシー

工学部光・画像工学科が定めるディプロマ・ポリシーに基づき、以下に示す教育課程を編成し、実施します。

教育課程・学修成果

光・画像工学科では、従来様々な分野で個々に教育・研究されてきた光と画像に関連する事柄を系統的・総合的に修得できるのが大きな特長です。また、光と画像の技術の基礎は、自然界や我々の身の回りにある現象・技術から学び取ることができ、授業でも身近な題材を通して最先端の技術について理解できるようにカリキュラムができています。

光と画像を総合的に学ぶための素養として数学、物理、化学などの基礎科目は主に1~2セメスターで履修します。また、専門科目を学ぶ上での基礎であり入門科目となる「光学入門」、「画像入門」、「幾何光学」、「物理数学」なども1~2セメスターで修得します。入学後の早い段階からコミュニケーション能力を高めて、充実した学生生活を送る目的とその後の就職活動や社会人基礎力につなげるために、アクティブラーニングを取り入れた「入門ゼミナール」では、外部からコミュニケーションスキル教育の専門家を招いての授業もあります。自ら考える力、成し遂げ力を得るために、2セメスター以降に実験科目である「物理実験」、「化学実験」、「光画像工学基礎実験1」、「光画像工学基礎実験2」が用意されています。3~4セメスターからは将来の自分の活躍分野を見据えた専門分野を学ぶことができるように多くの専門科目が選択できるようになっています。7~8セメスターの1年間は、「卒業研究」の中で社会を豊かにしていく光と画像技術に関わる研究テーマに各自が取り組む中で自らの専門性を高めると共に、社会人基礎力としての挑み力、自ら考える力、集い力、成し遂げ力を指導教員からの個別指導を受けながら高めて社会に出て行くことになります。

学修成果の評価方法

光・画像工学科のディプロマ・ポリシーに示されている「知識・理解」「汎用的技能」「態度・志向性」に関して、修得単位数・GPAによる分析評価、授業についてのアンケート等を用いた学生による自己評価により、学修成果の評価を行っています。その集計結果は、FD活動等をとおして教育の質向上のためのPDCAサイクルにつなげています。


3アドミッションポリシー

求める学生像

工学部光・画像工学科の教育目標を理解し、この目標を達成するために自ら学ぶ意欲をもった人材。及び、ディプロマ・ポリシーで求められている能力を、身に付けられると期待できる基礎学力を十分有する人材。

入学者にもとめる知識・技能・思考力・判断力・表現力・態度
(1) 知識・技能

高校での英語の科目の履修を通して文章理解力、表現力、コミュニケーション能力を身につけておくことが望ましい。

高校での数学の科目の履修を通して公式や計算の意味を理解した上で、それらを応用できる能力を身に着けておくことが望ましい。

高校での理科(特に、物理と化学)の個々の項目の内容を理解していることが望ましい。

理系の学問を学ぶ上で必要な文化的な知識を幅広く理解していることが望ましい。

(2)思考力・判断力・表現力

科学技術・環境・社会を理解するために、自然科学における広範な知識を総合的に思考し判断する力が期待できること。

(3)主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度

自ら創造・企画・工夫する主体性を持ち、人間中心の技術開発思想を身につけ、多様な価値観や立場・役割を理解し、他者と健全な関係を築くことができるコミュニケーション能力を有すること。