学びの分野

次世代の原子力技術者の養成を目指す

科学技術の発展、世界人口の増加に伴う急激なエネルギー消費の増大に対して、原子力は、炭酸ガスを放出しない大規模で安定的なエネルギー供給源として位置づけられています。2011年の福島第一原子力発電所事故によって、我が国の原子力利用の再考が迫られていますが、エネルギー問題を取り巻く環境は依然として変わっていません。一方、我が国の原子力に関する技術をもった人材の不足は深刻化しており、今回の事故によってそれに対処できる人材の供給も急務となっています。原子力工学科では、次世代の原子力技術、原子力の安全性、放射線の高度利用などの専門知識の修得ばかりでなく、エネルギー問題全般に対する関心や見識をもった原子力・放射線の高度技術者の育成を目指します。

原子力高度技術者の養成

原子力高度技術者の養成に特化する目的として、(1)原子炉工学分野(原子燃料サイクルの完結)、(2)放射線応用分野(放射線の医用・工業への利用)、(3)エネルギー応用分野(原子力技術に関連した材料開発)の3分野制を骨格として、講義・演習、実験・実習科目を構成しています。また、放射線取扱主任者(第1種・第2種のいずれか)または技術士(原子力・放射線部門)の試験の合格、指定科目から合計40単位以上(うち必須科目26単位)の修得、卒業研究修了を要件として「原子力マイスター」の認定がされます。卒業要件(124単位)よりも高いレベルを目指します。

実践力・即戦力の強化

講義としての座学以外に、演習科目(核燃料サイクル演習1・2、原子炉実験・演習)や実験・実習科目(原子力工学実験1・2)を多く設置し、コンピュータ活用を含めて、徹底的に実践力を身につけるようにします。また、資格取得を促進する科目も用意し、即戦力となる学力を確保します。

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